~続き~
午前中の鞍馬、貴船観光を終え、京都市内へと戻ってきました。祇園で予約している夕食までには少し時間がありますので、さて、どこに行こうかと思案して一度行ってみたかった
”IYEMON SALON(伊右衛門サロン)”にいく事にしました。地下鉄烏丸御池駅で下車して、少し南へ下って、右手の道へ入るとありました。
休日のカフェタイム時とあって、店内は満席。15分くらい待って、席に通されました。店員さんが持ってきたものはやはり日本茶のカフェらしく、冷水の代わりに水出し茶が出てきました。苦味がなく、澄んだお茶の味がして美味しいです。コレ飲むだけで帰っては駄目かな?
私はタルトとほうじ茶のセット(¥1,000也)を注文。京都では有名なタルト専門店「ミディ・アプレミディ」謹製のアップルタルトと、さつまいもの羊羹風?タルトです。両方とも美味しかったのですが、特にさつまいものタルトはなんだか和菓子の用でもあり、とても斬新で美味しかったです。しかし、ほうじ茶は至って普通のお茶のような気がしました。以前に一保堂で買ったほうじ茶はとても美味しかったので、伊右衛門のお茶も・・・と期待していたのですが、少しがっかりでした。しかも、これで1,000円は、やはり世界の観光地”京都”ならではの価格ですね。
嫁は本日の和菓子と、抹茶をアラカルトで注文。(¥700也)それなりの美味しさ、らしいです。
伊右衛門サロンのカフェメニューは総じて、コストパフォーマンスは良くないかな、と思いました。内装やメニューはおしゃれですが、売りのお茶が期待ほどではありませんでした。伊右衛門ブランドに少し期待しすぎたかもしれません。伊右衛門サロンを後にして、京都文化博物館や、”Unico”の京都店などをブラブラしながら、夕食場所へと向かいました。
夕食は祇園のビル内に店を構える、イタリアンの”
ラ・クチーナ・ディ・フジイ ”です。祇園という場所柄なのか、また、狭い入り口のビルの4Fに位置するので、その筋の人しかしらない名店だから、なのかはわかりませんが、祇園勤務のお姉さんと同伴の方らしきお客さんのカップが何組もいました。嫁は周りに興味深々。
さて、ラ・クチーナ・ディ・フジイで食べられるのは、クラシカルでスタンダードなイタリアン。伊右衛門サロンでスイーツを食べてきたので、フルコースは食べられないと思い(いつもはフルコース行くのですが)Aコース(¥4,200也)を頼むことにしました。Aコースは前菜、パスタ、メインをすべてアラカルトで注文でき、そこにパン、ドルチェ、ドリンクが付いてくるコースです。
まずは
前菜の盛り合わせロースとビーフと野菜のマリネ、ホタルイカとマグロのオリーブオイル漬け、イタリアンサラミ、キッシュ、クリームチーズの生ハム包み、鴨のテリーヌ・コンソメゼリーよせ、車海老のボイル・・・と盛りだくさん!
バターとパルメザンの手打ちフィットチーネ嫁が注文したパスタです。モチモチの生フィットチーネを、バターのソースとパルメザンチーズで頂きます。バターはおそらく無塩発酵バターを使っているので、それほど味がしつこくありませんでした。
にんにくとアンチョビのトマトソースパスタ私が注文したパスタです。ソースは問題なく美味しかったですが、パスタが少し柔らかくて、アルデンテ・・とまではいきませんでした。少し残念。
牛フィレのカツレツミラノ風フィレ肉にパン粉とバジルと粉チーズをまぶして、油で焼く、ミラノの伝統料理です。ガッツリと肉の味がして食べ応えがありました。また、付け合せのジャガイモのミルフィーユがこれまた絶品でした。薄くスライスしたジャガイモにバターを塗って、何層も積み上げてオーブンで焼いてある料理ですが、ジャガイモの食感も歯に心地よく、すごく丁寧な仕事をしているなー、と感動した一品でした。
本日のドルチェ盛り合わせ嫁と私、二人ともドルチェを頼んで、それぞれ別々の盛り合わせが出てきました。こういうのは良いですね。いろんな味を味わえる。方や、チーズケーキ、ティラミス、カシスと、キャラメルのジェラート。
方や、プディング、ナッツのタルト、洋ナシと、黒砂糖のジェラート。
感想としては、非常に満足!です。味も正統派イタリアンって感じで、イタリアのローマやフレンツェで食べたイタリア料理と同じ系統の味でした。コストパフォーマンスも高く、3品のAコースでも男の私はお腹いっぱいになりました。また機会があれば是非食べにきたいと思うお店でした。
帰り際に円山公園の夜桜を鑑賞して帰ってきました。
今日は良い一日でした。京都の貴船にはまた、時期を改めて川床料理を食べに行きたいと思います。